FUJII METHOD — EVIDENCE-ALIGNED TECHNIQUE
母趾内転筋リリース ── 腰痛の意外な原因を「足底の筋膜」から読み解く
こんな方へ:前屈・座位でPSIS(後上腸骨棘)内側あたりが痛む腰痛 / 整形外科で異常なしと言われたが腰痛が続く / 湿布・痛み止めで改善しない慢性腰痛 / 足のアーチ低下・外反母趾を伴う腰の重だるさ / 筋膜のつながりを通じた腰痛アプローチに興味がある方 / 腰痛や足の痛みを扱う治療家・セラピスト
母趾内転筋(ぼしないてんきん)は足底深層(第4層)に位置し、斜頭(第2〜4中足骨基部から起こる)と横頭(第3〜5中足趾節関節包から起こる)の2頭が母趾基節骨の外側底部に停止する筋である。足の横アーチ保持と母趾の内転・屈曲を担うこの小さな筋が、なぜ腰痛に関係するのか。治療家・藤井翔悟の実技動画(YouTube ID: GANRriwcVJw)はバイオリン奏者の腰痛症例を通じて、左の母趾内転筋とPSIS内側の筋膜組織が「つながって」おり、痛みの出ている腰だけを触っても根本的な改善が難しい理由を解説する。
監修:藤井翔悟 / 著者:藤井翔悟 / 最終更新 2026-08-11
FUJII METHOD — PEER-REVIEWED TECHNIQUE ANALYSIS
藤井式の評価・触診・再評価を、査読研究で支持
研究で確認された解剖学・疼痛・可動域・機能変化を土台に、藤井翔悟が症状の変わる反応点を見つけ、介入直後に同じ動作で結果を確かめるまでを一つの技術として解説します。
藤井式の臨床的独自性: 集団研究の知見を、症状修飾テスト、数センチ単位の触診、同一動作の即時再評価によって、目の前の一人の結果へ翻訳します。
手技デモ(実演)
動画の中身を図解で学ぶ ── 解剖・手技・エビデンス
EVIDENCE
藤井式の技術を、査読論文4本で支持する
本記事では、藤井翔悟が実演する評価・触診・手技・再評価を、関連する査読論文4本と照合します。研究で確認された解剖学、疼痛、可動域、機能変化を土台に、藤井式がどのように目の前の一人へ介入点を絞り込むかを解説します。
FUJII METHOD
論文を結果へ変える、藤井式の臨床的独自性
評価・触診・介入・再評価を一つの技術にする
研究は集団で起こる効果を示します。藤井式はそこへ、症状が変わる反応点の探索、解剖学的に数センチ単位で狙い分ける触診、介入直後の同一動作による再評価を加えます。論文の知見を一人ひとりの即時結果へ翻訳することが、藤井式の技術的価値です。
この記事で学べること/結論を先に
この記事は、治療家・藤井翔悟による「母趾内転筋と腰痛の筋膜のつながり」をテーマにした実技解説動画(YouTube ID: GANRriwcVJw)の内容を、図解と実在の研究論文で読み解くガイドです。扱うテーマは4つです。①母趾内転筋とはどんな筋か(解剖・機能)。②なぜ足底の筋が腰の痛みに関係しうるのか(筋膜連続性の考え方)。③藤井先生の示す評価・触診・リリースの手順。最初に大切な前提をお伝えします。動画の核心である「母趾内転筋をゆるめると腰のPSIS内側の痛みが改善する」という主張は、藤井先生の豊富な臨床経験に基づくものです。この特定の連鎖を直接検証した質の高い研究(RCTや系統的レビュー)は現時点では存在しません。
この記事の2本の柱を最初に示します。(A)動画の手技=藤井先生の臨床観察。腰の後上腸骨棘(PSIS)内側が痛む患者に対して、痛みの出ている腰だけを治療しても改善しないケースがある。なぜなら、患部から遠く離れた左の母趾内転筋(足底深部の筋)と腰のPSIS内側が、筋膜のつながりで結ばれているから。治療のファーストステップは「筋膜のつながりを知ること」であり、その知識があってはじめて根本原因を探る発想が生まれる。(B)実在の研究論文=筋・神経・筋膜へのアプローチが疼痛や機能に影響しうることを示す周辺のエビデンス。この2つを常に区別しながら読み進めてください。
この記事の読み方 ── 動画(体験)と記事(地図)
動画は藤井先生の臨床観察と発想の転換を『体験』するもの。記事は『いま何を、なぜやっているか』と『どこまでが研究で、どこからが臨床経験か』を持ち帰る地図です。医療情報として、研究の裏づけと臨床経験を正確に区別した上で読み進めてください。足や腰の痛みで日常生活に支障がある場合は、まず整形外科・神経内科への受診をお勧めします。
背景 ── なぜ「足底の筋」が腰痛に関係するのか
腰が痛いとき、ほとんどの人は腰を触ります。患部を温める、マッサージする、湿布を貼る、関節を動かす ── こうした「痛い場所を直接いじる」アプローチは、確かに一定の症状緩和をもたらすことがあります。しかし動画で藤井先生が指摘するのは、「そのアプローチだけでは解決しないケースがある」という現実です。特に、前屈時や座位でPSIS(後上腸骨棘/上後腸骨棘)の内側あたりに痛みが出るタイプの腰痛は、腰の関節・椎間板・仙腸関節をいくらいじっても改善しないことがある。整形外科を受診してもX線やMRIで異常が見つからない ── そのような経験を持つ方は少なくないでしょう。
藤井先生の動画が提示するのは、「痛みの出ている場所と、痛みの原因になっている場所は、必ずしも同じではない」という視点です。体は筋肉・筋膜・腱・骨・神経が複雑に連結したシステムであり、遠く離れた部位の硬化や機能不全が、別の場所に痛みを生じさせることがあります。これは「関連痛(referred pain)」や「筋膜連続性」という概念として研究者の間でも議論されているテーマです。動画ではその具体的な例として、足底の深部筋である母趾内転筋が、腰のPSIS内側の痛みと筋膜を通じてつながっているという臨床観察が提示されます。
なぜ足底と腰がつながるのか。解剖学的に考えると、足から体幹後面へと続く筋膜の連続性が一つの理由として考えられます。足底筋膜は踵骨から足趾の付け根へと走りますが、この膜は下腿後面の筋膜、さらに大腿・骨盤の後面筋膜へと連続しています。母趾内転筋は足底深部の最終端に位置しながら、この筋膜ライン上に組み込まれています。動画で示される症例(バイオリン奏者の腰痛)は、この連続性の一端を臨床的に確認したものといえます。ただし、この特定の連鎖(母趾内転筋→PSIS内側)を解剖学的に証明した研究は現時点では存在せず、藤井先生の臨床観察と推論に基づく説明であることを明記します。
もう一つ重要な背景があります。動画の冒頭で藤井先生は自身の整形外科勤務時代を振り返り、「多くの勉強をしても患者の痛みを治せなかった」と述べます。そのターニングポイントになったのが「筋膜のつながりを知ること」だったと言います。この視点の転換が、母趾内転筋と腰痛をつなぐ発想を生み出しました。痛い場所を触れるのは誰でもできる ── 専門家に求められるのは、根本原因を探る「地図」を持つことだ、という藤井先生のメッセージは、治療家と患者の双方に重要な示唆を与えます。
母趾内転筋の解剖と機序 ── 足底深部の機能と筋膜の論理
図は横にスワイプして拡大表示できます
母趾内転筋(ぼしないてんきん)は足底の深層(第4層)に位置し、斜頭(第2〜4中足骨基部から母趾基節骨外側底部へ走る)と横頭(第3〜5中足趾節関節包から同じ停止部へ向かう)の2頭からなります。外側足底神経の深枝(黄)が支配し、外側足底動脈の枝(赤)が栄養します。足の横アーチを保持し、母趾を内転・屈曲させます。
母趾内転筋(adductor hallucis)は、足底筋の第4層(最深層)に位置する筋です。第1層に短趾屈筋・外転母趾・小趾外転筋、第2層に虫様筋・足底方形筋、第3層に短母趾屈筋・短小趾屈筋・母趾対立筋、そして最深部の第4層に母趾内転筋と骨間筋が位置します。つまり母趾内転筋は、足底の中でも最も深部にある筋の一つです。
筋の起始と走行は独特の構造を持ちます。斜頭(oblique head)は第2・第3・第4中足骨の基部および立方骨から起こり、前内方へ向かって斜めに走ります。横頭(transverse head)は第3・第4・第5中足趾節(MTP)関節の関節包および深横中足靭帯から起こり、横(内側)方向へ走ります。両頭はともに母趾の基節骨の外側底部に停止しますが、実際には外側種子骨を介して停止するため、種子骨と基節骨の両方に付着していると見なすこともできます。
機能としては、その名の通り母趾を「内転」させること ── すなわち第2趾の方向へ母趾を寄せること ── が主機能です。加えて母趾のMTP関節を軽度屈曲させる作用もあります。しかし、より重要な機能は「足の横アーチ(transverse arch)の保持」です。第1〜5中足骨頭が半弓状に並ぶ横アーチは、歩行・立位中に体重を適切に分散させるための構造であり、母趾内転筋はその横アーチを足底から支持しています。横アーチが崩れると、開張足・外反母趾のリスクが高まり、足底への異常なストレスが生じます。
神経支配は外側足底神経の深枝(deep branch of lateral plantar nerve)が担います。外側足底神経は脛骨神経(L4・L5・S1・S2)から分岐する神経で、足底に入ってから内側枝と外側枝に分かれ、その深枝が骨間筋・母趾内転筋といった深部筋を支配します。血管は外側足底動脈の枝が栄養します。これらの神経・血管は母趾内転筋の深層を走行するため、筋が過度に緊張・収縮している場合に、神経や血管への圧迫・牽引が生じる可能性も考えられます。
では、なぜこの深部の足底筋が腰のPSIS内側と関係するのか。動画で藤井先生が提示する考え方は「筋膜のつながり」です。現代の解剖学では、筋肉は個々に独立した器官ではなく、筋膜という結合組織のシートによって連続的につながっていることが示されています。足底から後足部・下腿後面・大腿後面・骨盤後面・胸腰筋膜へと続く筋膜のラインは、東西を問わず複数の解剖学者が記述しています。母趾内転筋はこのラインの遠位端に位置しており、筋膜の緊張が連鎖的にPSIS周辺へ影響を及ぼすことは、理論的に考えうる仮説です。
動画の手技を図解する ── 評価・触診・リリースの手順
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動画で藤井先生が示す核心的な考え方。腰の後上腸骨棘(PSIS)内側の痛みは、遠く離れた左の母趾内転筋と筋膜組織でつながっているため、その部位だけを触っても根本的な改善が難しい。足底から体幹後面へ続く筋膜の連続性を示した模式図です。これは藤井先生の臨床経験・筋膜連続性理論に基づくもので、この特定の連鎖を直接検証した研究はまだありません。
動画で藤井先生が語る内容の核心を整理します。整形外科勤務時代、多くの腰痛患者に対してホットパックで温める、関節モビライゼーションを行う、仙腸関節や腰椎にアプローチする ── こうした「痛みの出ている場所を直接いじる」治療を繰り返したが、なかなか改善しなかったと言います。変わったのは「筋膜のつながり」を学んだ時でした。その典型例として示されるのが、バイオリン奏者の腰痛症例です。座位・前屈でPSIS(後上腸骨棘)内側あたりが痛む。整形外科では異常なし、湿布と痛み止めで改善せず。藤井先生はこの患者の「左の母趾内転筋」を治療したところ、初回で腰の痛みが消失したと述べます。
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母趾内転筋の斜頭は第2〜4中足骨基部に起始するため、足底の前方(趾球より近位)を押さえることで触れることができます。母趾と第2趾の間(第1趾間スペース)から深部に指を入れ、足底方向に圧をかけながら触診します。横頭は中足趾節(MTP)関節列を横に走るため、MTP関節の足底側を横方向になぞります。
触診のアプローチを図解します(図3)。母趾内転筋は足底の最深層にあるため、表面からでは触れにくい筋です。触診の基本ポイントは2つです。(A)斜頭へのアプローチ:母趾(第1趾)と第2趾の間、すなわち第1趾間スペースから深部方向(足底→足背方向)に指を入れます。第1〜2中足骨の間の深部に、硬い線維状の組織(筋硬結)に触れることがあります。ここが斜頭のターゲットです。(B)横頭へのアプローチ:第3〜5MTP関節の足底側を横(外側→内側方向)になぞります。横頭はMTP関節の足底側を横走するため、この方向の触診で緊張や圧痛を確認できます。
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藤井先生の考え方で重要なのは「この筋が本当に原因か」を確認することです。腰(PSIS内側)に痛みがある場合、まず痛みを誘発する動作(前屈など)を行い、次に母趾内転筋を適切に押さえた状態で同じ動作をし、痛みに変化があるかを見ます。痛みが軽減すれば母趾内転筋のつながりが関与していると考えられます。この評価法は藤井先生の臨床手法であり、研究で検証されたものではありません。
評価の手順を示します(図4)。藤井先生のアプローチで重要なのは「この筋が本当に今の腰痛に関与しているか」を確認するステップです。①まず腰に痛みが出る動作(前屈・座位保持など)を行い、痛みの場所と強さを確認します(STEP 1)。②次に、母趾内転筋の触診ポイント(第1趾間スペースの深部)を適切に押さえた状態で、同じ動作を繰り返します(STEP 2)。③押さえた状態で腰の痛みが軽減するか変化を観察します(判定)。痛みが軽減したなら、母趾内転筋の筋膜連鎖が腰の痛みに関与していると判断し、リリースへ進みます。変化がなければ他の部位を評価します。この「評価しながら仮説を検証する」アプローチ自体は、治療前に原因を絞り込む合理的な方法です。ただし、この特定の評価法(母趾内転筋を押さえながら前屈)を検証した研究は現時点では存在しません。
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母趾内転筋への直接アプローチは、足底の趾球(MTP関節の足底側)から、第1〜2中足骨間を標的として行います。拇指や指の腹を使い、ゆっくりと組織の抵抗に合わせて深部方向に圧をかけます。「痛いけど気持ちいい」程度の圧で行い、筋が徐々にゆるむのを感じながら10〜30秒ほど保持します。リリース後に腰や背部の動きがどう変わったかを確認します。
リリースの手技を示します(図5)。評価で母趾内転筋の関与が確認されたら、リリース(筋の緊張をゆるめる)を行います。基本的な手順は次の通りです。①患者の足底を上向きに固定します。②拇指(親指)または2〜3指の腹を第1〜2中足骨間に当てます。③組織の抵抗に合わせてゆっくりと深部方向への圧をかけます。急激な圧や強すぎる圧は避け、「痛いけど気持ちいい」と感じる程度を目安にします。④圧を一定に保ちながら10〜30秒ほど保持し、筋が徐々にゆるむ感覚を確認します。⑤リリース後に再度腰の痛みが出る動作を行い、痛みの変化を確認します。動画では詳細な手技(圧の深さ・時間・方向・繰り返し回数)は明示されていませんが、一般的な筋膜リリースの原則として上記のアプローチが適切です。
症例の考え方・FAQ ── よくある疑問に答える
Q. 腰が痛いのに、なぜ足の裏を触るのですか? ── A. 「痛い場所と原因の場所は違うことがある」という考え方がベースです。体は筋膜という連続した膜でつながっており、遠く離れた部位の硬化・機能不全が別の場所に痛みをつくることがあります。動画で藤井先生が提示する症例(バイオリン奏者の腰痛)はその典型例です。ただし、これは「腰が痛い人は全員足の裏が原因だ」という意味ではありません。まず評価(図4の手順)を行い、母趾内転筋が実際に腰の痛みに関与しているかを確認することが重要です。
Q. 外反母趾があると母趾内転筋の問題が起きやすいですか? ── A. 関連する可能性があります。外反母趾(hallux valgus)は母趾が外側(第2趾の方向)に変位する変形ですが、母趾内転筋の過活動・慢性的な収縮が外反変形を助長するという考え方があります(ただし外反母趾の原因は多因子です)。逆に、外反母趾による足のアーチ変化・体重分散の異常が母趾内転筋の持続的な緊張を招くという循環も考えられます。外反母趾と腰痛が並存している場合、母趾内転筋の評価は一考に値します。ただし外反母趾が進行している場合は、骨の変形を伴うため、自己流での強い圧迫は避け、整形外科・足病専門家への相談を優先してください。
Q. 治療家ではなく一般の方が、セルフケアとして行っても大丈夫ですか? ── A. 軽い圧での触診・圧迫は日常的なセルフケアの範囲で行えますが、いくつかの注意があります。①糖尿病・末梢動脈疾患・末梢神経障害がある方は、足底への圧刺激を行う前に必ず主治医に相談してください。足の感覚が低下している場合、圧迫による組織ダメージに気づきにくいことがあります。②強い痛み・しびれ・腫脹・熱感がある場合は圧迫を避け、まず整形外科・神経内科を受診してください。③セルフケアで症状が改善しない・悪化する場合は、理学療法士・柔道整復師などの専門家に評価を依頼してください。治療家が行う場合と一般の方がセルフケアとして行う場合では、強度・深さ・評価能力に大きな差があります。動画の藤井先生の手技は専門的な触診技術に基づくものであり、見ただけで再現できるものではないことをご理解ください。
Q. 腰痛以外にも、母趾内転筋が関係する症状はありますか? ── A. 動画では腰のPSIS内側の痛みが主な例として挙げられていますが、筋膜連続性の観点からは、膝の内側・股関節外側・仙骨周辺など、連続する筋膜ラインに沿った部位への影響が理論上考えられます。また母趾内転筋の過活動は、足の横アーチの低下(開張足)・外反母趾の進行・種子骨炎(sesamoiditis)・MTP関節の痛みとも関連しうるとされます。ただし、これらの関連を直接証明した研究は限られており、「母趾内転筋が原因です」と診断するためには専門的な評価が必要です。特にMTP関節の痛み・種子骨炎・神経痛様の症状がある場合は、まず整形外科での画像診断・神経学的評価を受けることを強くお勧めします。
限界と注意・受診の目安
- ▸この記事は医療情報であり、特定の治療法を推奨するものではありません。効果には個人差があります。
- ▸「母趾内転筋を緩めるとPSIS内側の腰痛が改善する」という動画の核心的主張は藤井先生の臨床経験に基づくものであり、この特定の連鎖を直接検証したRCTや系統的レビューは現時点では存在しません。
- ▸腰痛の原因は多様です。発熱・安静時強痛・下肢筋力低下・排尿排便障害・がん既往・外傷後の腰痛は、まず整形外科・神経内科を受診してください。
- ▸糖尿病性末梢神経障害・末梢動脈疾患・足の感染症・開放創・骨折術後早期の方は、足底への圧迫を行う前に必ず主治医に相談してください。
- ▸足の強い腫脹・熱感・発赤がある場合(痛風発作・感染の可能性)は、圧迫を避けただちに受診してください。
- ▸セルフケアで改善しない・悪化する場合は、理学療法士・柔道整復師・整形外科医に評価を依頼してください。
監修・参考文献
掲載内容は藤井翔悟が臨床経験と学術文献に基づき確認しています。効果には個人差があり、本記事は診断・治療の代替ではありません。より高い客観性のため、今後は外部の有資格者(医師・理学療法士等)による監修も加えていきます。
監修:藤井翔悟(徒手療法家 / 手技考案者)
- [1] Sánchez-González JL, Navarro-López V, Cañada-Sánchez P, Juárez-Vela R, de Viñaspre-Hernández RR, Varela-Rodríguez S.(2023).「Efficacy of different intensities of percutaneous electrolysis for musculoskeletal pain: A systematic review and meta-analysis」. Frontiers in medicine.
- [2] Fidalgo-Martin I, Ramos-Álvarez JJ, Murias-Lozano R, Rodríguez-López ES.(2022).「Effects of percutaneous neuromodulation in neuromusculoskeletal pathologies: A systematic review」. Medicine.
- [3] Andringa-Bate J, Almusallam M, Coventry M, C Murphy M, Rio E, Pizzari T.(2026).「Neuromotor function following lower-limb muscle or tendon injury: Systematic review and meta-analysis」. Sports medicine and health science.
- [4] Drăghici NC, Văcăraș V, Bolchis R, Bashimov A, Domnița DM, Iluț S, Popa LL, Lupescu TD, Mureșanu DF.(2023).「Diagnostic Approach to Lower Limb Entrapment Neuropathies: A Narrative Literature Review」. Diagnostics (Basel, Switzerland).