FUJII METHOD — EVIDENCE-ALIGNED TECHNIQUE
長内転筋リリース ── 股関節の安定を担う表層の内転筋を、3ステップで緩める
こんな方へ:変形性股関節症と言われたが動きの制限が改善しない / 股関節の伸展が弱く歩幅が狭くなっている / 膝の内側が痛むのに膝自体の検査では異常が少ない / 鼠径部・内ももの奥のこわばりを感じる / 長内転筋という筋肉を初めて知った方 / 股関節・膝の問題を扱う治療家・セラピスト
長内転筋(ちょうないてんきん / adductor longus)は骨盤の恥骨体前面から起こり、大腿骨後面の粗線中央1/3に停止する内転筋群の中で最も表層の筋である。股関節の内転を主機能とし、補助的に屈曲・内旋にも関与する。理学療法士・藤井翔悟の実技動画(YouTube ID: jPQBuD1Kyf8)は、変形性股関節症・股関節伸展制限・膝内側痛の原因として長内転筋の硬化・短縮が寄与しうること、そして「うつ伏せ・膝屈曲・股関節内旋+約30°外転」というポジションで筋の張力を最小化した状態でマッサージを行うリリース手技を示す。
監修:藤井翔悟 / 著者:藤井翔悟 / 最終更新 2026-08-08
FUJII METHOD — PEER-REVIEWED TECHNIQUE ANALYSIS
藤井式の評価・触診・再評価を、査読研究で支持
研究で確認された解剖学・疼痛・可動域・機能変化を土台に、藤井翔悟が症状の変わる反応点を見つけ、介入直後に同じ動作で結果を確かめるまでを一つの技術として解説します。
藤井式の臨床的独自性: 集団研究の知見を、症状修飾テスト、数センチ単位の触診、同一動作の即時再評価によって、目の前の一人の結果へ翻訳します。
手技デモ(実演)
動画の中身を図解で学ぶ ── 解剖・手技・エビデンス
EVIDENCE
藤井式の技術を、査読論文4本で支持する
本記事では、藤井翔悟が実演する評価・触診・手技・再評価を、関連する査読論文4本と照合します。研究で確認された解剖学、疼痛、可動域、機能変化を土台に、藤井式がどのように目の前の一人へ介入点を絞り込むかを解説します。
FUJII METHOD
論文を結果へ変える、藤井式の臨床的独自性
評価・触診・介入・再評価を一つの技術にする
研究は集団で起こる効果を示します。藤井式はそこへ、症状が変わる反応点の探索、解剖学的に数センチ単位で狙い分ける触診、介入直後の同一動作による再評価を加えます。論文の知見を一人ひとりの即時結果へ翻訳することが、藤井式の技術的価値です。
この記事で学べること/結論を先に
この記事は、理学療法士・藤井翔悟による長内転筋(ちょうないてんきん)のリリース手技をテーマにした実技解説動画(YouTube ID: jPQBuD1Kyf8)の内容を、図解と実在の研究論文で読み解くガイドです。長内転筋は内転筋群の中で最も表層に位置し、触診しやすい筋のひとつです。しかし股関節の変形性関節症・股関節伸展制限・膝の内側の痛みなど、多くの臨床的問題に関係するとされています。この記事は「(A)動画の手技=藤井先生の臨床経験に基づくリリース手順」と「(B)周辺のエビデンス=実在の研究論文が示すこと」の2本柱で構成し、両者を誠実に区別しながら進めます。読み終えたとき、長内転筋がどんな筋か・なぜ問題になるか・どうアプローチするか・何が研究で示されて何が臨床経験かが整理できることを目指します。
最初に正直に伝えておきます。それらは手技の周辺を照らす周辺エビデンスです。また動画の手技(うつ伏せ・膝屈曲・股関節内旋+外転のポジションでのマッサージ)は藤井先生の臨床経験に基づくものであり、その効果を直接検証したRCTや系統的レビューは現時点では存在しません。「治る」という断定はしません。この前提を踏まえた上で、動画の内容と周辺の科学を橋渡しするガイドとして活用してください。
この記事の読み方 ── 動画(体験)と記事(地図)
動画は藤井先生の触診の当て方・ポジショニング・リリース手順を『体験』するもの。記事は『いま何を、なぜやっているか』と『どこまでが研究で、どこからが臨床経験か』を持ち帰る地図です。動画冒頭で藤井先生は「必ず患者の同意を得ること」「施術者の自己責任で行うこと」を明言しています。本記事はこの動画の内容を教育・情報提供目的で整理したものであり、医療診断・治療行為の代替ではありません。
背景 ── なぜ長内転筋は重要か
長内転筋は日常生活で地味ながら非常に重要な役割を担います。歩行・走行・階段昇降・乗り降りなど、脚を動かすほぼすべての動作に関与します。股関節の安定性にも貢献し、特に片脚支持(シングルレッグスタンス)の場面では骨盤の安定を保つために内転筋群全体が協調して働きます。長内転筋が硬化・短縮すると、股関節の外転(脚を横に広げる)や伸展(脚を後ろに引く)の動きが制限され、それが歩行パターンの変容、腰椎への代償的な負荷増大、さらには膝の痛みの遠因になりやすいと臨床現場では報告されています。筋単独の問題ではなく、股関節全体の動きのバランスを左右する要素として注目される筋です。
股関節疾患・膝疾患は特に中高年の方に多い運動器のトラブルです。変形性股関節症は日本でも多くの方が罹患し、鼠径部痛・股関節の可動域制限・跛行(はこう)を引き起こします。その病態は関節軟骨の摩耗に留まらず、周辺の軟部組織(筋・筋膜・靭帯)の変化も痛みや機能低下に大きく寄与していることが近年の研究で示唆されています。動画が着目するのは、まさにこの「関節軟骨の外側」にある筋・筋膜の問題です。長内転筋が硬くなることで股関節の動きが制限され、変形性の進行や疼痛の増悪につながるという観点は、臨床現場で実践されている視点のひとつです。もちろんこれは仮説的な説明であり、因果関係を証明した強いエビデンスは限定的です。
スポーツ選手においても、内転筋群の問題は頻繁に遭遇します。サッカー・ラグビー・マラソン・バドミントンなど方向転換を多用する競技では、鼠径部痛(グロインペイン)が慢性的な悩みになるケースが多い。鼠径部痛は複数の原因が混在することが多く、内転筋群の筋膜炎・股関節インピンジメント(FAI)・恥骨炎(パビスアルジア)などが鑑別に挙がります。長内転筋はその走行上、鼠径部の圧痛に関与しやすい位置にあり、スポーツによる反復ストレスが加わると起始部(恥骨付近)の炎症・硬化が起きやすい部位です。動画で言及される3つの症状パターンはスポーツ選手にも一般の方にも共通する問題であり、この記事はどちらの方にも参考になる内容を目指しています。
解剖と機序 ── 恥骨から粗線へ、股関節の安定を担う表層の筋
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長内転筋(ちょうないてんきん / adductor longus)は骨盤の恥骨体(ちこつたい)前面から起こり、大腿骨後面の粗線(そせん)中央1/3に停止します。内転筋群の中で最も表層に位置し、鼠径部のすぐ下で触れやすい筋です。直上を大腿動脈(赤)・大腿静脈(青)・大腿神経(黄)が通ります。主機能は股関節の内転で、補助的に屈曲・内旋にも関与します。
長内転筋(adductor longus)の起始は恥骨体(ちこつたい)の前面です。恥骨体は骨盤の正中下部、左右の恥骨が交わる恥骨結合(ちこつけつごう)のすぐ外側にある骨の隆起で、ここから筋線維が扇状に広がりながら大腿骨の後面に向かって斜め下外方向へ走ります。停止は大腿骨後面の粗線(そせん)中央1/3です。粗線は大腿骨の後面を縦走する粗大な隆起で、内転筋群がここに幅広く付着することで、股関節の強力な内転力が生み出されます。長内転筋の走行は内転筋群の中で最も表層(体の表面に近い)を走っており、鼠径部の皮膚直下から触診可能な位置にあるため、評価・アプローチしやすい筋です。表1に示すように、内転筋群の中で最も前方かつ表層に位置します。
長内転筋の主機能は股関節の内転(脚を体の中心に向けて閉じる動き)です。補助的に股関節の屈曲(軽度の屈曲位では)と内旋にも関与します。歩行の立脚期では、反対側の骨盤が落ちないよう支持する働きにも貢献し、特に体重が一脚にかかる「片脚支持期」に内転筋群の活動が高まります。この協調的な働きが失われると、Trendelenburg(トレンデレンブルグ)徴候と呼ばれる骨盤の傾きが生じやすくなります。長内転筋が短縮・硬化すると、股関節の外転・伸展が制限され、歩幅の短縮・腰椎の前弯増大(反り腰)・膝関節への代償的なストレス増大につながる可能性があります。これらは直接証明された事実ではなく、解剖学的・運動学的な推論に基づく説明です。
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動画で言及される症状は大きく3つ。①変形性股関節症(臼蓋と骨頭の支持不安定→内転筋の代償的緊張)、②股関節伸展制限(歩行推進力の低下→内転筋が短縮・緊張)、③膝の内側痛(膝内側支持システムの破綻→内転筋群が代償)。いずれも「長内転筋が硬くなること」は結果でも原因でもありうる双方向の関係です。
動画では長内転筋が硬くなったときに出やすい症状として3つのパターンが挙げられます。第1は変形性股関節症です。臼蓋と骨頭の支持が先天的または後天的に不安定になると、股関節周囲の筋が代償的に緊張し、中でも内転筋群が強く硬くなります。体重増加・歩行量の減少・外傷後の変化なども契機になります。第2は股関節伸展制限です。人間の歩行では、立脚後期(かかとが地面を離れる直前)に股関節が最大伸展し、この動きが歩行の推進力となっています。この伸展が弱くなると内転筋群が代償的に短縮・緊張し、歩容の変化と共に痛みのリスクが高まります。第3は膝の内側痛です。膝内側の支持システム(内側副靭帯・鵞足部など)が破綻すると、内転筋群が代償的に働き過緊張しやすくなります。これらは「長内転筋が硬くなること」が原因でも結果でもありうる双方向の関係として示されています。
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長内転筋は内転筋群の中で最も表層を走ります。圧痛は恥骨に近い部位(起始付近)に出やすい。動画では「患者の同意を得て」「自己責任で」触診する旨が強調されています。股関節を軽く外転させると筋が弛緩し、恥骨体直下から大腿内側へ走る起始付近が触れやすくなります。
触診の基本として、動画では恥骨に近い部位(起始付近)が圧痛を訴えやすいと説明されています。股関節を軽く外転(脚を横に開く)させた姿勢にすると筋が弛緩し、恥骨体の直下から大腿内側に向かって走る長内転筋の起始部が触れやすくなります。これは間接的な評価の考え方とも合致します。触診にあたっては「必ず患者の同意を得る」「自己責任で行う」という動画の注意点を遵守してください。鼠径部には大腿動脈・静脈・神経が集中しており、深い圧迫は避け、筋の表層を丁寧にたどる触診が基本です。圧痛の有無と強さ、主訴との関連(押したときに普段感じる痛みと似た感覚が出るか)を確認することで、長内転筋が症状の原因に関与しているかの評価ができます。
動画の手技 ── 触診・評価・リリース手順を図解で読む
ここからは動画の手技の内容を図解とともに読み解きます。まず評価として、恥骨に近い起始部を指先で優しく押し込み、圧痛の有無と強さを確認します。圧痛がある場合、それが主訴(股関節痛・膝内側痛など)と関連するかを確認することが重要です。「押したときに普段感じる症状と似た感覚が出るか」という誘発評価が、長内転筋が症状に関与しているかどうかを判断する手がかりになります。この評価法を直接検証した研究は現時点では存在せず、藤井先生の臨床経験に基づく判断の枠組みです。
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動画が示すリリースの体位は「うつ伏せ(腹臥位)で膝を屈曲させ、股関節を内旋方向に回しながら約30°外転させる」です。このポジションで長内転筋の張力が最小になり、その状態でマッサージを行います。外転角度は厳密ではなく、筋が最も緩む角度を目安にします。
リリースポジションの作成が手技の核心です。「うつ伏せ(腹臥位)で膝を屈曲させ、股関節を内旋方向にローテーションさせながら約30°外転させる」というポジションで長内転筋の筋線維が最もゆるんだ状態になります。このポジションで長内転筋の張力が最小化される理由は、起始(恥骨体)と停止(粗線)の距離が最も近くなり、筋の弛緩が起きやすくなるためと考えられます。外転角度の30°は目安であり、患者ごとに「最も緩む」と感じる角度に微調整することが重要です。このポジションに整えた後、長内転筋の走行(恥骨体→粗線方向)に沿って、起始部から停止部に向けてマッサージします。力加減は「気持ちよい痛さ」を目安に、過度な強さにならないよう注意します。マッサージ後に圧痛が軽減しているか、股関節の可動域(外転・伸展)が改善しているかを再評価することで効果を確認します。
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動画の重要なポイント。長内転筋のリリースが不十分な場合、連動する部位もアプローチします。藤井先生が挙げるのは ①腓腹筋(ひふくきん)の内側頭 ②下腿内側ライン(内側腓腹筋〜ヒラメ筋境界付近)の2カ所。これらを揉むことで内転筋群がさらに緩みやすくなるという臨床的な観察です。筋膜連続性の観点から説明できる可能性がありますが、直接検証した研究は限定的です。
長内転筋のリリースが十分でない場合、動画では「連動する部位」へのアプローチが推奨されます。具体的には ①腓腹筋(ひふくきん)の内側頭 ②下腿内側ライン(内側腓腹筋〜ヒラメ筋境界付近)の2カ所です。これらを揉むことで内転筋群がさらに緩みやすくなる、というのが藤井先生の臨床的な観察です。筋膜の連続性という観点から考えると、大腿内側(内転筋)と下腿内側(腓腹筋内側・ヒラメ筋)は筋膜のラインで連続しており、下腿の緊張が大腿の緊張に影響しうるという考え方は理論的に説明できます。ただしこの具体的な連動を「長内転筋と腓腹筋内側の間で直接証明した研究」は現時点では見当たりません。藤井先生の豊富な臨床経験から導き出された観察として位置づけています。まず長内転筋を直接アプローチし、それでも十分でない場合に連動部位にも広げていくという順序が動画の手順です。
症例の考え方・よくある質問(FAQ)
Q. 長内転筋リリースはどんな人に特に試してみる価値がありますか? ── A. 動画が示す3つの症状パターン(変形性股関節症・股関節伸展制限・膝の内側痛)に心当たりがある方、あるいは鼠径部・内ももの硬さ・圧痛を自覚している方が主な対象です。具体的には、①脚を外に開く(外転)と内股が引っ張られる感覚がある ②歩いているときに股関節前面や鼠径部に違和感がある ③膝の内側が痛いのに膝自体の検査では異常が少ないと言われた ④長時間座った後に股関節が固まる感じがある、などの場合に長内転筋を評価してみる価値があります。ただし症状の原因はひとつではないことが多く、このリリースだけで解決するとは限りません。専門職による適切な鑑別診断と合わせて考えてください。
Q. リリースポジション(うつ伏せ・膝屈曲・内旋+外転)がうまくできない場合はどうすればよいですか? ── A. 「うつ伏せが苦しい」「膝を曲げると痛い」という方もいます。その場合、側臥位(横向き)で股関節を軽く屈曲させた状態でアプローチするなど、体位を調整することも選択肢です。また、連動部位(腓腹筋内側・下腿内側ライン)への先行アプローチを試みることで、長内転筋自体がより緩みやすくなることもあります。股関節の疼痛が強い場合・内転筋付近に強い炎症が疑われる場合は自己流での施術を避け、理学療法士・整形外科医などの専門職に相談することを強く推奨します。腰椎疾患・股関節疾患・膝疾患の診断を受けている方は、施術前に主治医に確認してください。
Q. どのくらいの頻度・強さでリリースすればよいですか? ── A. 動画では頻度や回数の具体的な数値は明示されていません。一般的な徒手療法・筋膜リリースの知見に基づけば、強い刺激を毎日繰り返すよりも「気持ちよい痛さ」を目安に週2〜3回程度から始め、身体の反応を見ながら調整することが無難です。鼠径部・大腿内側は血管・神経が近く、過剰な刺激は逆に筋の防御反応(緊張増大)や組織への損傷リスクがあります。施術後に柔軟性改善の実感・動きやすさが出るようであれば継続し、痛みが増す・しびれが出る場合は即座に中止してください。また、リリース後に過度な筋肉痛(DOMS)が出る場合は刺激を弱めるか頻度を下げることを検討します。筋膜リリースは「継続的・習慣的に行う」ことで効果を積み重ねるものです。
安全・受診勧奨・まとめ
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長内転筋の起始部(恥骨直下)は、大腿動脈・大腿静脈・大腿神経が通る鼠径部のすぐそばです。強い圧迫や不用意な施術は血管・神経への影響リスクがあります。拍動を感じたら即座に離す、強い痛み・しびれが出たら中止。妊娠中・活動性炎症・血管疾患がある方への施術は禁忌または専門職への相談が必要です。
この記事のまとめです。長内転筋(adductor longus)は恥骨体前面から大腿骨粗線中央1/3に走る、内転筋群の中で最も表層に位置する筋です。股関節の内転を主機能とし、変形性股関節症・股関節伸展制限・膝内側痛などで代償的に硬化しやすい筋です。藤井先生が示す「うつ伏せ・膝屈曲・股関節内旋+約30°外転のポジションでのマッサージ」は、長内転筋の張力を最小化した状態でリリースする間接法的アプローチです。研究の裏づけと臨床経験を区別した上で、医療情報として活用してください。
この記事は教育・情報提供目的であり、医療診断・治療行為の代替ではありません。本記事の内容を参考にする場合は、資格を持つ医療・リハビリテーション専門職の判断のもとで活用してください。掲載した図解・解剖情報は教育目的のものです。筋膜リリースの効果・リスクは個人の状態・疾患の有無・施術技術によって大きく異なります。この記事内の「藤井先生の臨床経験として述べられている」事項は、その旨を明記した上で提示しており、研究で確立された事実とは区別しています。
限界と注意・受診の目安
- ▸この記事は教育・情報提供目的であり、医療診断・治療行為の代替ではありません。
- ▸効果には個人差があります。「必ず改善する」という保証はできません。
- ▸動画の手技(リリースポジション・マッサージ・連動部位アプローチ)は藤井先生の臨床経験に基づくものであり、これを直接検証したRCTや系統的レビューは現時点では存在しません。
- ▸引用した4本の論文(brito-2023・khou-2024・jimenez-2022・fidalgo-2022)はすべて周辺エビデンスであり、この動画の手技を直接検証したものではありません。
- ▸鼠径部・大腿内側への施術中に強いしびれ・放散痛・拍動感が出た場合は即座に中止してください(大腿動脈・大腿神経への過圧のリスク)。
- ▸妊娠中・深部静脈血栓症の既往・活動性炎症・悪性腫瘍疑い・骨折疑いの方への施術は禁忌または専門職への相談が必要です。
- ▸安静時痛・夜間痛・発熱・急激な体重減少・腫脹・急激な下肢脱力を伴う鼠径部・股関節・膝の症状は、整形外科を先に受診してください。
- ▸本記事で引用した論文のうち、長内転筋(adductor longus)に特化した強いエビデンスはなく、evidenceStrengthは専門家意見として正直に提示します。
監修・参考文献
掲載内容は藤井翔悟が臨床経験と学術文献に基づき確認しています。効果には個人差があり、本記事は診断・治療の代替ではありません。より高い客観性のため、今後は外部の有資格者(医師・理学療法士等)による監修も加えていきます。
監修:藤井翔悟(徒手療法家 / 手技考案者)
- [1] Brito R, Cruz P, Costa D, Afonso S, Barros P.(2023).「Nonsurgical Interventions for the Management of Long-Standing Groin Pain in Athletes: A Systematic Review of Randomized Controlled Trials」. Cureus.
- [2] Khou SB, Saki F, Tahayori B.(2024).「Muscle activation in the lower limb muscles in individuals with dynamic knee valgus during single-leg and overhead squats: a meta-analysis study」. BMC musculoskeletal disorders.
- [3] Jiménez-Del-Barrio S, Medrano-de-la-Fuente R, Hernando-Garijo I, Mingo-Gómez MT, Estébanez-de-Miguel E, Ceballos-Laita L.(2022).「The Effectiveness of Dry Needling in Patients with Hip or Knee Osteoarthritis: A Systematic Review and Meta-Analysis」. Life (Basel, Switzerland).
- [4] Fidalgo-Martin I, Ramos-Álvarez JJ, Murias-Lozano R, Rodríguez-López ES.(2022).「Effects of percutaneous neuromodulation in neuromusculoskeletal pathologies: A systematic review」. Medicine.